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2024/07/23

ほぐしかたのコツ①

セラピストになるときは、研修で、主に施術手順とともにこう習います。

・六秒くらいかけて、押して離す
・リズムよく押す
・手根圧迫と拇指圧がある
・強もみと弱もみがある
・相性がある
・身体の固い人には、強もみする

みたいなことを、私も現場に出るときに教わりました。

が、今の私の施術は、上記の項目すべてが全く含まれておりません!

まずマッサージとは何か。
マッサージの、私が勝手に思う定義は「いかに普段刺激していない筋肉を刺激するか」
身体というものは、普段の使い方の中で、全ての筋肉がまんべんなく刺激されている(使われている)わけではありません。
まんべんなく使われていないから、刺激が少ないところから「こり」が発生します。
それは意識のしづらい身体の深いところほど発生しやすいです。
不調の原因になっている「こり」は大体深いところにあります。それをプロの技術で探し出して刺激してあげるのが、マッサージだと私は思っています。



上記の6項目は「こりを刺激する」という目的にリンクしません。リンクしたとしても表面の筋肉だけ。。

ここからは
【各項目 ← 個人的見解】です

六秒くらいかけて、押して離す ← 筋肉は押し続けてやっとほぐれてくるので六秒では短い感じがします

       リズムよく押す ← これは精神的なリラックスにつながりますが、根本的解決はしません

   手根圧迫と拇指圧がある ← 必要なのは力の入れ具合を調節すること、私は主に手根圧です

    強もみと弱もみがある ← 上と少し重複しますが、重要なのは力の入れ具合。
                 「固いから」と強いパワーで立ち向かうのはNG

         相性がある ← 根本解決できるようになると、相性はそんなに気にしなくなる

身体の固い人には、強もみする ← 上から四番目に同じ。強すぎる力でもむと筋肉がもっと固くならなく       
                 ちゃと思って固くなってしまい、ますます強い刺激を求めるように  
                 (弱い刺激じゃ効かなく)なります


では、根本解決するためのマッサージにおける「力の入れ具合」とはなんなのか。次回で書きます。

※ちなみに、研修で習った実技を否定しているわけではないです。その通りにマッサージして成功している人、いっぱい指名をもらっている人がたくさんいらっしゃいますし、そういう技術を競う大会もありますし、
そういう施術を求める人もたくさんいますし。なにより私の施術方法では一般の実技テストには合格しませんでした。
私はテストに合格するより、来たお客さんに楽になったとか気持ちいいと思ってもらうことを優先していて、その目的は達成しているので、今の自分の技術に自信を持っています。なので、一度文章にしてみたくブログを書いた次第です。

※私が営んでいるのはリラクゼーション業なので自分の施術を「マッサージ」と呼ぶのは本当はNGですが、このブログではわかりやすさを追求するためあえて「マッサージ」と記載しています。

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